本当に必要な光とは?
家を建てる際、誰しもが「明るくて開放的な家」を夢見ますよね。日当たりのいい土地を選んで、明るい家を建てようとするのは自然なことです。
ですが、いざ暮らし始めてみると、朝から照明なしでは生活できないなんてことも珍しくありません。
どうも。シンプルノート昭和スタジオ/株式会社Mottoの勝村です(^^)
天候によって光量が落ちる雨の日や曇りの日は仕方ないとして、晴れているのに照明が必要な家だったら、ちょっと困りますよね。
✔️なぜ明るさが足りないのか?
この問題の原因は、カーテンによる光の遮断と、その前提で窓を計画していないことにあります。
カーテンは、プライバシーの確保や光量の調整のために使いますが、明るい住まいを作るためには、プライバシーのためにカーテンが必要ない状態を作ることが大切です。
✔️日当たりの良い土地が逆効果?
「明るい家にしたいから、日当たりのいい南向きの土地を選ぶ!」というのは一見理想的ですが、実はこれが裏目に出ることがあります。
南向きの土地に部屋を作ると、外からの視線が気になりやすく、カーテンを閉めっぱなしにせざるを得ない状態になるんです。これじゃ明るさの理想から遠ざかってしまいますよね(^^;)
✔️「天空光」と「直射光」
「光」には大きく分けて、天空光(北窓から入る柔らかな光)と直射光の2種類があります。
天空光は安定した明るさを提供し、天候や時間帯に左右されにくいです。一方、直射光は強い光を得られますが、場所や時間帯によって大きく変わります。天空光をうまく活用すれば、晴れた日も曇った日も安定した明るさが確保できます。
✔️明るい家にするためのポイント
リビングなど、直射光を取り入れたい場所は、南側の建物から6m以上離れた場所に窓を配置するのが理想です。(高度の低い真冬でも安定した日差しを室内に入れるために)
また、室内干しをする脱衣室やランドリールームも同様に、プライバシーを守りながら直射光を取り込む工夫が必要ですね。
これらのポイントを押さえることで、1年を通して、安定した明るさと開放感を実現できます。
明るくて、快適で、プライバシーも守られた家を目指すなら参考にしてみてください!
それでは、また(^^)